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Yamagata Okami Visited Taipei International Flora Expo 2010

山形『おしん知事』とやまがた女将会 
台北花博での大人気
 山形県温泉旅館の女将達で構成する「やまがた女将会」の女将さん10人:会長佐藤洋詩恵(上山温泉日本の宿『古窯』)、副会長 大塚せつ子(湯田川温泉『甚内旅館』)、須藤恭子(赤湯温泉いきかえりの宿『瀧波』)、須藤佳子(かみのやま温泉展望露天の湯『有馬館』)、岡崎純子(蔵王温泉深山荘『高見屋』)、岡崎恭子(蔵王温泉ルーセント・高見屋)、佐藤まり(天童温泉湯坊『いちらく』)、志田英子(月山志津温泉変若水の湯『つたや』)、小関由紀子(銀山温泉仙峡の宿『銀山荘』)、石川美華(由良温泉『ホテル八乙女』)の一行は1118日から4日間、台湾の台北市を訪れ、台湾の航空会社や旅行会社観光業界に対して、山形県の観光魅力を宣伝しました。
  
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山形県は「おしん」の故郷であり、また松尾芭蕉の有名な句が生まれた地です。
蔵王の樹氷やイメージ 2銀山温泉、山形舞子・酒田舞子などの伝統文化や観光魅力がいっぱいの為、台湾からの観光客は年々増加の傾向にあります。
 
1119に開催された台北ホテルランディスでの観光プロモーションには100名以上の台湾航空会社代表、大手旅行社経営者及びメディア関係者が参加しました。団長の山形県初の女性知事吉村美栄子氏は“スーパー添乗員”として、温泉天国の山形、美味しい山形、人情味暖かい山形、『送り人』の舞台の山形、『おしん』の故郷山形を面白く詳しく説明していました。吉村知事の故郷はちょうどおしんと同じなので、よく「おしん知事」と呼ばれています。説明会の後、「おしん知事」と「やまがた女将会」の10人は招待客の前で「花笠踊り」を披露しました。
 
その晩は、台北市観光伝播局の脱宗華局長の招待で、吉村知事と着物姿の華やかな「やまがた女将会」のメンバーは揃って夜の台北花博を観光しました
 
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台北花博「美の競艶館」にて文字通り華やかな競艶
 
2010116から2011425の期間中に台北市内の4つの会場で「国際花の博覧会in台北(2010 臺北國際花卉博覽會)」が開催されています。この博覧会は国際園芸家協会(AIPH)が認定して行う国際的な園芸のイベントで、今回の博覧会のテーマは「彩花、流水、新視界」となっています。
 
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会場は台北市の北西に位置していて4つのエリアに分かれています山形からの一行MRTの圓山駅から最も近い「円山公園エリア」へ。ここには、覧会で目玉となる特別展やコンテストが開催される「美の競艶館」があり、アートフラワーや新種の花が展示され1,000万輪もの花や草木の競演が見られます。「美の競艶館」は「2010台北国際花博博覧会」で最も華やかな展覧館の一つ。館内にはA,B,Cのイベント区域があり、中でもABがメインの展示会場であり、全部で16もの異なる競技が見られます。特に国際園芸生産者協会(AIPH)規定の国際室内花博競技大会があり、まるで花博界のオリンピックのようで、世界の注目を集めています。C区にはオープンブースになっています。国内外の花博団体の花博での産業推進と貿易等の商談にも活用され、イベント区域内では400回の花博に関するイベントが予定されています。
 
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台北市観光伝播局の脱宗華局長「美の競艶館」で吉村知事と女将一行を案内しながら、同時にメディアの取材を受けました。花が大好きな「おしん知事」は花見るのはたいへん幸せと言い、帰国したら、こんな素敵な花イベンを是非山形県民に紹介したいと述べました。また華道や茶道に造詣が深いやまがた女将一行は、デザイン性溢れる各国の花々や自然なフラワーアレンジメントなどに興味を示し、特に台湾の「阿媽(アーマー)」(お祖母ちゃん)が3年かけで栽培した胡蝶蘭の前で皆、賛嘆しながら記念写真を行っていました。
 
着物姿の女将は流行館でも、ひときわ大人気
 
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続いてリサイクルしたペットボトルを使った「流行館遠東EcoARK-」へ移動し、150万個のペットボトルから回収され作られたペットレンガの建物を見ました。ファーイースト再生の箱舟は研究開発から製造、建築に使われた全ての材料が100%台湾製です。重量は軽く、建築は世界一のものが7個あり、台湾一のものが4個あります。美しく、透明性のあるペットボトルの建築には簡素なデザインの風格があり、中華の「天と人の一致」を知恵に、光と水と自然の資源をふんだんに使用し、外見はノアの箱舟のような外観で、台北花博会場に停泊しています。
台湾は毎年24億本のペットボトルを製造し、リサイクル回収されるものは、再製して生活用品になりますが、回収されていないものは永久に壊れないゴミとなり、環境に大きいダメージを与えます。ファーイーストグループの支援と運営されている「流行館ーファーイースト再生の箱舟」は世界初のゴミでできた家と言えましょう。
 
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 台北の夜まで観光した女将の皆さんは、はじめての花博参加で少し疲れた様子でしたが、非常に興味深く観賞していました。会場で珍しく艶やかな着物姿を見て記念撮影を希望する台湾の方々に快く応じ、台湾人の豊かで暖かい人情味にふれていました。 


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