Onsen Queen

Spa Lady Windy

Spa Ladyの温泉兄弟IN蔵王

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日本温泉との恋をしてから2006年で27年目に入りました。
温泉は私、ウィンディの恋人としての存在であり、またインスピレーションを与えてくれる、Spa Ladyの『霊感泉源』です。

27年前の12月、北海道の温泉町登別で『温泉』と初めて出逢った時は、丁度私の初恋の「ラブ・イズ・オーバー」の頃でした。寂しい真冬でしたが、初めての温泉とのふれあいは、凍てつく身体も心もやさしく温めてくれました。それはまるで熱い恋をしたかのようでした。その時以来、私の新しい恋人-「温泉」を追い求め、北の稚内から南の指宿まで、日本各地の温泉郷、そして韓国、インドネシア、スイス、フランス、オーストリア、ハンガリーなどの温泉地をめぐりしてまいりました。

1999年春、もっと日本温泉文化を知りたいため、新潟県の月岡温泉、瀬波温泉、群馬県の草津温泉、伊香保温泉を訪れ、また頭で理解するだけでなく実際に体験したいと考え、伝統ある温泉旅館の従業員用の寮に入り、従業員と共に生活をしながら、昔から引き継がれている接客、おじぎの仕方から膝のつき方など伝統的な接客のノウハウをを学びました。そこでリラックスした環境の中での物静かできめ細やかなサービスこそが温泉体験の真髄であり、また同時にこれは従業員の物静かで献身的なサービスがもたらす魔法であるのだと実感しました。

山形の温泉との出会いは同じ仲居さん研修の年1999の秋でした。おしんのふるさとと知らせている山形には、素敵な温泉旅館女将がたくさんいらっしゃると聞きました。当時、山形観光振興課の土門様のお呼びで、山形の温泉美食の取材兼山形女将会へのスピーチと、初めで紅花の里へ尋ねてきました。

一目惚れかしら、山形の風景、温かい人情味、おいしい鍋料理、数々の個性的な温泉郷、まるでSpa Lady求める理想的なユー(湯)トピアでございます。山形の温泉の中に、一番情調があるのは蔵王(最上)高湯だと思います。車から降りると、硫黄のにおいが淡く漂う、湯煙の向こうに旅館が軒を連ね、温泉街のもっとも奥まった高台に蔵王温泉発祥の地とされる酢川神社があり、その隣は蔵王で最も古い湯元の宿、優雅な「深山荘 高見屋」でございます。

何とか落ち着いた雰囲気。その温かさ、懐かしさ、親切なベテラン仲居さんの笑顔、丁寧な支配人のご挨拶、着物姿の美しい女将の歓迎の言葉、Spa Ladyにとってはまるで温泉郷の家であり、又郷土風な飾り、老舗旅館の木の芳香、旅する心を静かに迎えてくれて、あ~これは、心に残る日本温泉の原風景だと思い込みました。歴史の重みを感じる「長寿の湯」と源泉かけ流しの露天桶風呂「せせらぎの湯」に浸かれると、底から白い湯の花が舞い上がり、肌をツルツルする感じ、芯まで温めてくれました。

そこで、温泉生涯で思い掛けない出会いがありました。それはSpa Ladyの温泉兄弟-蔵王の岡崎兄弟です。初対面の時、先ず専務重知の上手なイギリス弁英語でビックリしました。兄社長の重彌はそばリエであり、又ワインとか非常にセンスがいいグルメで、そして三人ともシャンパンが大好きなので、酒づきしながら、何時間にいろんな話もしました。三人がちょうど気持ちも近く、体型もそっくりな温泉家族みたい、一番若い重知は「大胖子」で兄の重彌は「中胖子」で、真ん中の私は「小」でございます。中国での古い言葉:『酒逢知己千杯少、話不投機半句多』、蔵王の美人湯は単なる体を温めるだけではなく、其処で出逢った素敵な温泉人間も心を美しくむすんできました。

私は台北に戻ってからも、初恋及び新しい「温泉恋人」蔵王を懐かしく思っており、湯の香り、お酒の香り、友情の香り…骨まで愛されているようです。この友情は、これからも、温泉との縁と共に末永く大切にし、熱い恋を続けていくつもりでございます。

お湯と共に皆様方のご健勝とご発展を心からお祈り申し上げます。